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2050年 カーボンニュートラル

2021/08/25

2020年10月、政府が発表した「2050年 カーボンニュートラル宣言」では、2050年までに脱炭素社会を実現し、温室効果ガスの排出を“実質ゼロ”にすることを目標としています。もちろん、住宅・建築物(業務・家庭部門)においても、省エネ対策が求められており、具体的な取組み内容について、議論することを目的に、検討会が実施されました。第6回(開催:令和3年8月10日)に公表された“あり方・進め方(案)”から、重要な項目を確認いたします。
・2025年度、住宅の省エネ基準への適合を義務化すること *適合を義務付ける基準の水準については、現行の省エネ基準を基本とする
・2030年度以降に新築される住宅については、ZEH基準の省エネ性能に適合させること *上記のZEH基準の省エネ性能:強化外皮基準、及び、再生可能エネルギーを除いた、一次エネルギー消費量を現行の省エネ基準から20%削減(太陽光発電は?)
・住宅の販売、又は、賃貸をしようとする際の広告等における、省エネ性能(目安光熱費 等)に関する表示制度を導入することとし、先ずは新築(領域)から義務化を目指すこと
以上の様な、目標を達成させる為にも、今後、国は、制度の整備や補助事業を実施することが、考えられます。令和3年度は、大規模な補正予算による補助事業の実施も噂されていますので、今後の動向を注視したいと思います。[沖田]
*出典:国土交通省「脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会」 URL:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000188.html
*出典:国土交通省「住宅の省エネ性能の光熱費表示検討委員会」 URL:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000176.html